サイトの速度を計測するときは、点数の比較より先に、何をどの条件で測ったかを確認します。1回の実行で良い結果が出ても、すべての訪問者が同じ速さでページを使えるとは限りません。この検査はWebページの読み込みを対象にし、インターネット回線そのものの速度を測るものではありません。
同じURLと条件を記録する
主要な商品ページやランディングページなど、利用者にとって重要なURLを選びます。端末、ネットワーク条件、実行時刻など、結果に表示される条件を記録してください。リダイレクト先や対象ページが違う結果を、そのまま改善前後の比較に使わないようにします。
Miltenの表示速度チェックでページを調べ、読み込みの流れとリソースを確認します。途中で失敗した検査は、成功した測定と区別して記録してください。
ラボ計測と訪問者のデータを区別する
ラボ計測は、決められた条件でページを読み込んだ結果です。実際の訪問に基づくデータとは、端末や集計期間が異なることがあります。両方がある場合は、それぞれの対象と期間を確認します。データがない項目を、問題なしと解釈しないでください。
Web Vitalsの説明を参照し、読み込み、操作への応答、表示の安定性を分けて確認します。操作後の遅さが問題なら、INPの検査で対象の操作を調べます。自動操作で確認した範囲を、訪問者全体の結果に置き換えないことが大切です。
指摘を1つの修正に結び付ける
以下は説明用の例で、顧客サイトの測定値ではありません。商品画像の読み込み開始が遅い場合、その画像のURL、発見されるタイミング、ファイルサイズを確認します。原因を絞ってから変更し、同じ画像とページで結果を比べます。
表示中に内容が動くなら、画像や後から追加される要素の領域を確認します。クリック後の応答が遅いなら、その操作を再現して、表示までに行われる処理を調べてください。最初の画面で未使用だったコードを、用途の確認なしに削除しないようにします。
SEOの確認を別に行う
Googleのページエクスペリエンスに関する説明では、良い指標だけで上位表示が保証されるわけではないと説明されています。検索向けの指示やcanonicalはSEO検査で確認し、コンテンツの内容も見直します。
修正を公開した後は、最初と同じ条件で再検査します。対象の画像や操作が変わったかに加え、主要な機能が動作するかも確認してください。検索流入を比較するときは公開日を記録し、他の変更も考慮します。
点数が高ければ作業は終わりですか?
対象ページ、測定条件、実行した操作を確認してください。点数だけでは未確認の状態や機能の不具合を判断できません。
別のテンプレートも確認すべきですか?
共通処理を変更した場合は、その処理を使うページを選んで確認します。HTMLの検査手順も、テンプレートごとの確認に役立ちます。
Webページの表示速度を計測する。比較に使う条件を先に記録してください。
